東京タワー

東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜
価格:1,575円
出版社:扶桑社

リリーフランキーという人の存在は松田さんの『バリヤバ』で初めて知りました。
でも他の著作も作品も知りませんでした。
この本の存在は誰だったかが大変いいと薦めてるのを読んで知りました。
でもその時は「へぇ。『東京タワー』(映画)の原作ってあの人だったんだぁ」という見当違いの勘違いをしてました。
その後ミッキーが読み始めたという ブログを読み、 トータスがマイラジ読んでますって言ってるのを聴き、早速購入。東京からの帰りの新幹線で読み始めました。
ちょっと不思議な親子関係、人間関係、自堕落な生活が包み隠さず語られてます。
置かれている生活環境はとてもユニークなんだけど、語られてることはすごく普遍的で当たり前で、でも日常に埋没してたりして、ある日ふと自覚させられたりすることで。 なので、誰の心にもいろんな形で響く小説なのではと思います。
言い回しとか着眼点になるほどって思うところもいっぱいあって、こんな日記でも人前に曝してる身としてふむむむと感心したりも。最近そういうとこに興味あります。
北九州の方言も読んでて楽しい。そしてみんな言ってるとおり泣けました。