バベル

映画『バベル』を観てきました。菊地凛子のアカデミーノミネートで話題をさらいましたが、 得てしてこういう作品ってはずれたりするよなぁと思いつつ、タイトルが気になる響きだったので。
相変わらず予備知識はほぼゼロの状態のまま「コミュニケーション」が鍵となるようなストーリーなんだろうなぐらいな漠然としたイメージを抱いて映画館に足を運んでみました。
期待した読後感(映画だから読後じゃないですが)みたいなものを得られなかったのは残念。着想がおもしろかっただけに膨らみすぎてしまいました。でも、これは結論をつけて欲しがる受け手と観る側の想像力を信じる作り手とのギャップのようなものなのかも知れません。
物語のアイデアはすごくおもしろいと思います。何か事件が起こるときそこにいるのは「いい者」と「悪者」じゃなくて「人」と「人」なんだってことを考えさせられる映画でした。


バベル